国際大会レポート
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Home > 高校生向情報 > 国際大会レポート > 第4回ステージレースinいわて | ||||
Day
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2012/08/30/Thu
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2012/08/31/Fri
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2012/09/01/Sat
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2012/09/02/Sun
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Report
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Stage
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開会式
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第1ステージ
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第2ステージ
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第3ステージ
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第4ステージ
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Result
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第4ステージスタート |
岩木山をバックにレースは進行する |
第4ステージのぼり区間 |
先頭集団 |
【第4ステージ】 9月2日(日)、いよいよ最終の第4ステージを迎えました。今日も昨日と同様に快晴となりました。 今年は異常気象で、ここ岩手県でも連日猛暑日が続き雨も降らない天気が続いています。今日のコースも昨日使用した岩手山パノラマラインコースですが、距離が短くなり女子は3周回と0.4kmの取付け道路を加えた47.8km、男子は6周回と0.4kmの取付け道路を加えた95.2kmで行われます。 男子のレースでは、第2、4周回終了時に中間スプリントを設定し、その1〜3位の競技者に、3-2-1秒のタイム・ボーナスが与えられますが、女子のレースでは中間スプリントの設定はありません。さらに、男女とも最終スプリントにおいては10-6-4秒が1〜3位の競技者に与えられます。また補給は、男子のみ第4周回と第5周回が認められます。 スタートは男女ともパレードスタートで、一定の距離の間はニュートラルとなりコミッセールの合図で正式スタートとなります。8:00に男子、8:03に女子がスタート地点の岩手山焼走り国際交流村前をスタートしました。 女子の部は、第3ステージまでリーダーの金子選手(JCFチーム)がこのままリーダージャージを守れるかが注目されました。しかし、今日のレースでは各選手が意地を見せて勝負はゴールまで持ち越され、最後は高橋選手と金子選手の2名のゴール勝負となり、僅かの差で金子選手がゴール勝負を制しました。 男子の部は、総合第2位の徳田選手(京都府北桑田高校)が個人総合成績の逆転を狙って積極的に動きましたが、リーダーの橋詰選手(昭和第一学園高校)の個人総合優勝と団体総合優勝を狙う昭和第一学園高校のメンバーが徳田選手や総合4位の小橋選手(ボンシャンス飯田)を徹底的にマークし、結局総合上位の橋詰選手・徳田選手・小橋選手・西村選手(昭和第一学園高校)らを含む10数名の先行集団が形成され、メイン集団とは2分以上の差をつけました。 レースはそのまま推移し、4周回目に西村選手と馬渡選手(昭和第一学園高校)が落車するアクシデントもありましたが、昭和第一学園高校がレースをコントロールしたまま最終周回に入りました。 総合上位選手がマークされる中、その先頭集団から広瀬選手(神奈川県高体連選抜)が抜け出し、最後はそのまま単独でフィニッシュし第4ステージ優勝を飾りました。2位は佐々木選手(福島県高体連選抜)、3位は城田選手(九州高体連選抜)でした。リーダーの橋詰選手はトップと1分差の11位でフィニッシュしました。 この結果、第4ステージ終了時点でタイム・ボーナスを加えた個人総合成績は、女子の部では金子選手(JCFチーム)がトップを守って優勝、44秒差の2位に豊岡選手(JCFチーム)、トップと2分10秒差の3位に西選手(JCFチーム)となりました。 男子の部では、リーダーの橋詰選手と城田選手が同タイムとなりましたが、第1ステージの秒以下のタイム差により城田選手が個人総合優勝となり、その差が100分の1秒という稀にみる僅差の結果となりました。2位には橋詰選手、逆転を狙った徳田選手はトップと12秒差の3位となりました。 また、第4ステージ終了時点の団体総合は、女子の部はJCFチームが1位を守り、13分20秒差で全国高体連選抜が2位、トップと16分26秒差でJBCF J−FEMININ−Aが3位となり、男子の部は福島県高体連選抜が逆転で初優勝し、51秒差で昭和第一学園高校が2位、トップと13分08秒差で京都府北桑田高校が3位となりました。 競技終了後、岩手山焼走り国際交流村焼走りホールで閉会式並びに表彰式が行われ、団体総合1位〜3位、個人総合1位〜3位にメダルと副賞が、個人総合優勝者にリーダージャージが授与されました。 |
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男子優勝広瀬選手 |
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第4ステージ優勝の広瀬選手 |
個人総合の表彰 |
男子チーム総合の表彰 |
第4ステージ優勝の金子選手 |
女子個人総合の表彰 |
女子チーム総合の表彰 |
【第3ステージ】 第3ステージは9月1日(土)午前、快晴のもと岩手山パノラマラインコースで個人ロードレースが実施されました。 このコースは1周15.5kmで、女子は4周回と0.4kmの取付け道路を加えた63.6km、男子は7周回と0.4kmの取付け道路を加えた110.0kmで行われます。このコースは、今年4月にオリンピック予選として行われた全日本選手権ロードと同じコースを使用して行われ、周回後半の登り区間が今日の勝負ポイントになりそうです。 男子のレースでは、第3,5周回終了時に中間スプリントを設定し、その1〜3位の競技者に、3-2-1秒のタイム・ボーナスが与えられますが、女子のレースでは中間スプリントの設定はありません。さらに、男女とも最終スプリントにおいては10-6-4秒が1〜3位の競技者に与えられます。 補給については、男子は第4周回から第6周回まで補給が認められ、女子は第3周回のみ補給が認められました。 スタートは男女ともパレードスタートで、一定の距離の間はニュートラルとなりコミッセールの合図で正式スタートとなります。8:00に男子、8:03に女子がスタート地点の岩手山焼走り国際交流村前をスタートしました。 女子の部は、レースの序盤から豊岡選手(JCFチーム)が抜け出し、金子選手(JCFチーム)、斎藤選手(全国高体連選抜)の2名がこれを追う形で進み、最後も先行する豊岡選手が優勝し、最終周回に追い上げた金子選手が2位、斎藤選手は3位となりました。 男子の部は、レースの序盤から松本選手(京都府北桑田高校)、岡本選手(和歌山県立和歌山北高校)、吉田選手(青森県高体連選抜)、菊山選手(昭和第一学園高校)、浅井選手(神奈川県高体連選抜)ら6名が先行する形になり集団のペースが上がらない中、5周回終了あたりではメイン集団に最大6分もの差をつけました。しかし、ラスト2周回に向かう登りで総合リーダーの徳田選手(京都府北桑田高校)や総合2位につける橋詰選手(昭和第一学園高校)、総合4位につける西村選手(昭和第一学園高校)などが追走を開始しトップとの差をつめて行きました。 ラスト1周回に入る時点では集団が一つとなり最終周回に入りました。最後は登りでは馬渡選手(昭和第一学園高校)が先行するも小橋選手(ボンシャンス飯田)と橋詰選手(昭和第一学園高校)抜け出し2名の勝負となり小橋選手がトップでフィニッシュし、同タイムの2位に橋詰選手が入りました。 総合トップの徳田選手はトップと44秒差の13位でフィニッシュしました。 この結果、第3ステージ終了時点でタイム・ボーナスを加えた個人総合成績は、女子の部では金子選手(JCFチーム)がトップを守り、23秒差の2位が豊岡選手(JCFチーム)、トップと2分03秒差の3位が西選手(JCFチーム)となりました。 男子の部ではリーダーの徳田選手(京都府北桑田高校)がトップを明け渡し、橋詰選手(昭和第一学園高校)がトップとなりました。徳田選手は13秒差の2位、西村選手(昭和第一学園高校)がトップと24秒差の3位となりました。 このレースで44名の選手がタイムアウトとなり、明日の第4ステージは出走出来なくなりました。 このルールもステージレース独特のもので、厳しいようですがこの悔しさを糧にタイムアウトにならないような実力を付けて欲しいと思います。 また、第3ステージ終了時点の団体総合は、女子の部はJCFチームが1位を守り、13分7秒差で全国高体連選抜が2位、トップと14分53秒差でJBCF J−FEMININ−Aが3位となり、男子の部は昭和第一学園高校がトップを守り、2分11秒差で福島県高体連選抜が2位、トップと3分19秒差で京都府北桑田高校が3位となりました。 競技終了後、岩手山焼走り国際交流村駐車場特設ステージで表彰式が行われ、リーダージャージが橋詰選手と金子選手に授与されました。 ■RESULT |
第3ステージスタート |
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第3ステージ優勝の小橋選手 |
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第3ステージ優勝者とリーダー |
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第3ステージ女子優勝者とリーダー |
第2ステージ優勝(西村大樹選手)
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■第1ステージ 第1ステージは8月31日(金)に安比高原を舞台に、個人タイム・トライアルが行われました。 距離は3.3kmで高低差約100mの登りのコースで男女とも行われ、最初に女子が9時から23名がスタートし、男子は9時30分から111名がスタートします。 各選手は1分間隔でスタートし、そのゴールタイムを競います。 女子の部は、金子選手(JCFチーム)が、2位の豊岡選手(JCF)に23秒の差をつけて優勝しました。 男子の部は、徳田選手(京都府北桑田高校)が優勝し、22秒差の2位に小橋選手(ボンシャンス飯田)、トップから28秒差の3位に小林選手(九州高体連選抜)となり、徳田選手はこのステージにおいて3年連続の優勝でした。 ちなみに、この大会の第1回大会の第1ステージ個人タイム・トライアルの優勝者はこの徳田選手のお兄さんで、兄弟で4年連続第1ステージ個人タイム・トライアルを制するという結果となりました。 第1ステージ終了時点の団体総合は、女子の部はJCFチームが1位で、59秒差で全国高体連選抜が2位となっており、男子の部は京都府北桑田高校が1位で、25秒差で昭和第一学園高校が2位、トップと37秒差で福島県高体連選抜が3位となりました。 競技終了後、フィニッシュ地点の表彰スペースで表彰式が行われ、男子優勝の徳田選手と女子優勝の金子選手に黄色のリーダージャージが授与されました。 このジャージは、各ステージ終了時点で総合時間1位の選手に授与されるもので、次のステージはこのジャージを着用してレースに出場します。最終的にこのジャージを獲得した者が総合1位となりますので、ステージレースはこのジャージを獲得する戦いと言えます。 ■第2ステージ 第2ステージは8月31日(金)午後、この時期には珍しく大変暑い中、安比高原コースでクリテリウムが実施されました。 この日は午前中に個人タイム・トライアルが行われており、1日で2ステージをこなすことになります。 距離は1周2.4kmのコースを女子は10周回24.0km、男子は15周回36.0kmで行われます。 男子のレースでは、第3、7、11周回終了時に中間スプリントを設定し、その1〜3位の競技者に、3-2-1秒のタイム・ボーナスが与えられ、女子のレースでは第3、7周回終了時に中間スプリントを設定し、その1〜3位の競技者に3-2-1秒のタイム・ボーナスが与えられます。さらに、男女とも最終スプリントにおいては10-6-4秒が1〜3位の競技者に与えられます。 まず13時に女子のレースがスタートし、ボーナスタイムが与えられる7周回終了後にJCFチームの金子選手と西選手の2名が逃げ、そのまま2名の逃げが続き、最後は西選手が抜け出し優勝、リーダーは金子選手(JCFチーム)のままで、2位は25秒差で西選手(JCFチーム)となりました。 男子のレースは14時30分に111名の選手でスタートしました。 3周回終了時点のタイム・ボーナスをリーダーの徳田選手(京都府北桑田高校)と橋詰選手(昭和第一学園高校)と城田選手(九州高体連選抜)がとりにいったところでこの3名の逃げが決まりました。 その後、第2集団から西村選手(昭和第一学園高校)が単独で抜け出し先行する3名に合流し4名の先頭集団が形成されました。後続とは1分近くのタイム差をつけ、このまま最終回まで進みフィニッシュは西村選手が制し優勝、2位はタイム差なしで徳田選手、3秒差で橋詰選手が3位、4位が城田選手となりました。 この結果、徳田選手(京都府北桑田高校)がリーダージャージを守り、橋詰選手(昭和第一学園高校)がトップと37秒差の2位、城田選手(九州高体連選抜B)がトップと43秒差の3位、第2ステージ優勝の西村選手(昭和第一学園高校)はトップと46秒差の4位となりました。 また、第2ステージ終了時点の団体総合は、女子の部はJCFチームが1位を守り、2分54秒差で全国高体連選抜が2位となり、男子の部は第1ステージで2位であった昭和第一学園高校がトップとなり、第1ステージトップの京都府北桑田高校は1分18秒差の2位、トップと1分25秒差で福島県高体連選抜が3位となりました。 競技終了後、スタート・フィニッシュ地点の表彰スペースで表彰式が行われ、リーダージャージが徳田選手と金子選手に授与されました。 RESULT |
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第2ステージの模様 |
第2ステージのスタート |
第2ステージの逃げ集団 |
第4回全日本ステージレースが今年も岩手県八幡平市で開催されます。 国内でジュニアカテゴリーのステージレースはこの大会だけであり、全国高体連専門部としてもこの大会を定着させてゆきたいと考えています。 参加チームは、男子の部は全国各ブロックから選抜された18チームと実業団選抜を合わせた19チームが参加し、女子の部は全国高体連から2チームと全国から参加している6チームをあわせた8チームが参加します。 初日は、14時からチーム受付とライセンスコントロールが行われ、15時30分から監督会議が行われました。 開会式は17時30分から今回の宿舎となっているホテル安比グランド・竜ヶ森の間で行われました。 開会式では、昨年団体総合優勝の京都府北桑田高校から優勝杯の返還があり、主催者の挨拶、地元八幡平市長の歓迎の言葉のあと、昨年個人総合優勝の北桑田高校・徳田 優君の選手宣誓で開会式は終わりました。 大会は、明日から4ステージ行われ、個人総合優勝と団体総合優勝を目指して熱い戦いが繰り広げられます。 |
優勝杯返還 |
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開会式の様子 |
選手宣誓 |
八幡平市長のご挨拶 |