全国合宿レポート
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平成26年度全国(トラック競技)合宿レポート

■5日目(2014/12/24/Wed)

全国合宿5日目。本日が最終日。午前のベロドローム練習で合宿は打ち上げ。

■ 体操・散歩

毎朝と同じくベロドローム外周1周の散歩と体操。今日は雲が少し出ているものの、快晴。冷え込みが厳しいが、風はなく寒さはさほど感じない。散歩の後、朝食。

朝食後、ベロドロームへ移動し練習開始。

■ #22 補強運動 … 8:15〜

腹筋50回、背筋50回×3set

手押し車:ハンドボールコート(バンクインフィールド)短辺6本

練習開始前に筋肉に負荷を与えてウォーミングアップ。

合宿も最終日で疲れが蓄積している様子。

本日の目的は250m走路での走行トレーニング および 実践トレーニング。


補強運動

■ #23  20分走 … 8:30〜

【 DHハンドル使用 ギア:A班49×15T、B班48×15T

 A、Bの2グループ、3班ずつに分かれて班ごとの周回練習。

250m走路にもすっかり慣れ、スムーズな走行・先頭交代ができている。昨日に比べ、各選手の車間もつまり、列も整っている。


20分間走

20分間走

■ #24 実践練習(ケイリン#1) … 9:30〜 【ギア:各自選択】

ケイリンは3班に分かれて1回ずつ実施。

■ #25 実践練習(ポイント・レース) … 10:00〜 【ギア:各自選択

 実践種目練習のポイント・レース。

■ #26 実践練習(ケイリン#2) … 10:30〜 【ギア:各自選択】

 #24の結果により、メンバーを入れ替えて実施。

ケイリン、ポイント・レースいずれのレースでも、この合宿まで250mバンクを走ったことがないメンバーが大多数だったとは思えない、思い切りの良いレースを展開していた。


実践練習(ケイリン)

実践練習(ポイント・レース)

午前のトレーニング終了後、清掃、閉講式。

合宿の終盤になり、選手同士が打ち解けてきた。疲労も大きいが収穫も多かったようで、充実した顔で閉講式に臨み、いい笑顔でそれぞれに別れを告げていた。競技力のみならず、食事やウェイトトレーニング、競技規則、安全に対する意識など盛りだくさんの内容だった。それぞれの選手が今回の収穫を各県に持ち帰り、各選手のレベルアップはもちろん、各県のレベルアップにつなげて欲しい。


記念撮影

閉講式

■4日目(2014/12/23/Tue)

全国合宿4日目。本日は午前中ベロドロームでの練習、午後は体育館で補強トレーニングを実施。

■ 体操・散歩

毎朝と同じくベロドローム1周の散歩と体操。霜柱が立つ程の冷え込みだが、風はなく寒さはさほど感じない。今日も雲一つない空に朝の富士山がきれいに見える。散歩の後、朝食。

朝食後、ベロドロームへ移動し練習開始。

■ #16 補強運動 … 8:15〜

腹筋50回、背筋50回×3set

手押し車:ハンドボールコート(バンクインフィールド)短辺7本

練習開始前に筋肉に負荷を与えてウォーミングアップ。昨日と同様だが、回数をさらに増やす。

本日の目的は250m走路での高速走行技術・および 先頭交代などの技術の習得すること。昨日とは班を組み替えて実施。

■ #17  20分走 … 8:30〜 

【 DHハンドル使用 ギア:A班49×15T、B班48×15T

本日のトレーニング#18で実施するフライング2000mの班編成で実施。A、Bグループ、3班ずつに分かれて班ごとの周回練習。

走路にも慣れ、スムーズな走行・先頭交代ができている。

#18 フライング2000m … 9:10〜 

【 DHハンドル使用 ギア:A班49×14T、B班48×14T

A、Bグループ、3班ずつに分かれて班ごとに3本実施。全ての班が回数を重ねる毎にタイムを上げている。


20分走

20分走

flying start2000m

flying start2000m

■ #19 実践練習(ケイリン) … 10:45〜 【ギア:各自選択】

 250m走路での実践種目練習。希望によりケイリンとポイント・レースのいずれかに参加。ケイリンは3班に分かれて1回ずつ実施。

 各班共に積極的にレースを展開していた。上がりタイムを見る限りで、250m走路の最終スプリントではまだまだ十分に力を出し切れていない様子。


実践練習(ケイリン)

■ #20 実践練習(ポイント・レース) … 11:15〜 【ギア:各自選択

実践種目練習のポイント・レース。

危なげなく走行しており、中間スプリトも含めて積極的に展開していた。

午前のトレーニングを終了。昼食へ。


実践練習(ポイント・レース)

午後の練習は体育館でウェイトトレーニングを実施。

■ #21 ウェイトトレーニング … 14:10〜

イトトレーニング種目として、スクワット、ベンチプレス、デッドリフト、ベントオーバーローイング、そして体幹トレーニングの5種目を5班に分かれて実施。

正しいフォームを知らずにウェイトトレーニングを行っていた選手もおり、個別に指導されながら正しいフォームを覚えた。

最後に腕立て伏せ選手権!

終了・撤収。4日目のトレーニング終了。

入浴、食事の後、機材に関する講習会を実施。

あと半日を残すのみ。


夕食

機材に関する講義

■3日目(2014/12/22/Mon)

全国合宿3日目。本日も午前中ベロドロームでの練習、午後は333mバンクで練習予定。

■ 体操・散歩

ベロドローム1周の散歩と体操。昨日と同じく、厳しい寒さはなく、遠くに富士山が見え、すがすがしい朝。

この後、朝食。朝食後、ベロドロームへ移動し練習開始。


朝の体重測定

散歩と体操

■ #8 補強運動 … 8:15〜

腹筋40回×3set

手押し車:ハンドボールコート(バンクインフィールド)短辺6本

練習開始前に筋肉に負荷を与えてウォーミングアップ。昨日と同様だが、回数を増やす。

本日の目的は250m走路での高負荷練習、および 先頭交替などの技術の習得。昨日とは班を組み替えて実施。


補強運動

■ #9  20分走 … 8:30〜 【ギア:47×15T

 昨日のトレーニング#4と同じ並走周回。2班同時に半周差で1セット実施。

昨日半日だけの250m走路練習だったが、走路にも慣れ、スムーズな走行ができている。

#10 F1000m … 9:10〜 【ギア:47×14T

 各班5名で実施。2周の助走後、4周。1周ごとに先頭が離脱し、2名でフィニッシュ。ハンドルはドロップハンドル。

250m走路での高負荷の走行は、最初は不慣れな走路で十分に力を発揮できない様子だったが、回数を重ねるごとに各選手とも要領を得て、隊列も整い走行していた。

■ #11 スタート練習 … 10:30〜 【ギア:48×14T】

 走路を歩行速度程度で走行し、パーシュートラインからスタンディングスタート・加速して1周の走行練習。班ごとに4本実施。タイムは計測せず、250m走路でのスタンディングに慣れる。

 250m走路に慣れてきたせいか、最初から普段使用している走路との違いなく走行できている。

■ #12 リカバリー走 … 10:15〜 【ギア:48×15T

班ごとに等間隔で一定速度、10分間のクーリングダウン走行。午前中の締めくくり。明日実施のF2000mをイメージしつつ先頭交替。

午後の練習の準備をおこない、午前のトレーニングを終了。昼食へ。

■ #13 補強運動 … 14:10〜

腹筋40回、腕立て伏せ40回、背筋40回×3set

寒いながらもうっすら汗が。準備万端!?

■ #14 20分間走 … 14:30〜 【ギア:49×15T

トレーニング#9と同様。

■ #15 フライング1000m … 15:15〜 
ギア:49×14、DHハンドル

フライング1000m×3本を6班(各班5名)に分かれて実施。

 微風。寒く、重めのギア設定で十分にペダルを踏めない選手も…。

終了・撤収。明日の練習用にギア・ハンドルを変更し、3日目のトレーニング終了。

入浴、食事の後、ウェイトトレーニングについての講習会を実施。


夕食風景

ミーティングと筋力トレーニングの講習

■2日目(2014/12/21/Sun)

全国合宿2日目。本日は午前中ベロドロームでの練習、午後は333mバンクで練習予定。

■ 体操・散歩

体操とベロドローム1周の散歩。厳しい寒さはなく、遠くに見える富士山が美しい。

体調確認の後、朝食。

朝食後、ベロドローム・250m走路での練習が始まった。250m走路を初めて走る選手が大半。目標は速く走ることではなく、技術の向上。まっすぐ、コーナーでふくらまず、足をよく回転させ、美しく走ることが課題で、繰り返し指示が飛ぶ。


恒例の朝の散歩

体操
■ #1 補強運動 … 8:15〜

腹筋30回×3set

手押し車:ハンドボールコート(バンクインフィールド)短辺5本練習開始前に筋肉に負荷を与えてウォーミングアップ。


補給運動

補強運動

■ 無線機を使った指示

 選手各人に確実に指示が通るように、全員に無線機を持たせている。

■ #2  10分走(個人での走行練習)…9:00〜

初めての250mバンクを走行する選手が多いため、まずは個人でバンクに慣れるための個人走行練習。ギアは48×15、15人×2班で実施。

#3 15分間走 … 9:30〜

並走周回練習。14名、16名の2班で実施。ステアラインを挟み内外2列で走行。先頭交替は、外列はアウト交替、内列はイン交替。ギアは48×14、15分間。
ペースはおおよそ 20秒台 / 周。走行ラインを守ること、ペースを維持することを意識する。


無線機の使用説明

■ #4 20分間走…10:20〜

並走周回。前項目の15分間走と同様だが、2班同時に半周差で実施。トレーニング#3とは内列・外列を交替。内列・外列を交替して2セット。

この回になると250mの走路にもなれ、選手間で息が合い、選手の列の乱れが少なくなってきた。

各自ローラーでクーリングダウン。午後の練習に備えてのギアを交換し、車に自転車を積込み、午前のトレーニングを終了。昼食へ。


(画面をクリックするとYouTubeへリンクします)

午後の練習は333m走路で実施。時折強い風が吹くものの、雲は薄く日差しが温かい穏やかな天候。

■ #5 補強運動 … 14:15〜

腹筋30回×3set

手押し車:333m走路の外周を半周ずつ、2人で1周。

■ #6 20分間走 … 14:40〜

トレーニング#4と同様。ギアは49×15。

■ #6 20分間走 … 15:30〜

フライング1000mを6班(各班5名)に分かれて実施。
ギアは49×14、DHハンドル使用。風もあり、十分にペダルを踏めず中切れ多数。なかなかタイムが上がらない。

日没近くになり、撤収。明日の練習用にギア・ハンドルを変更し、2日目のトレーニング終了。

入浴、アンケート記入等の後、食事。食事後、競技規則についての講習会を実施。


午後のバンク練習

■1日目(2014/12/20/Sat)

本日より4泊5日の日程で恒例のトラック全国合宿が日本サイクルスポーツセンターで始まった。

参加選手は全国各ブロック合宿等から推薦された男子30名で、指導者は強化育成部会員に支援スタッフを加えた11名の体制である。合宿の目的は、国際大会を目指す選手の育成と、普段あまり走行経験のない、ベロドローム250mバンクの走行技術を高めることを目的としている。

この合宿はJCFジュニア強化合宿と同時開催で行われており、合宿の途中には、JCFジュニア合宿への参加のチャンスも与えられる。ライバル意識をもち、より自分の力を引き出すような合宿となることを期待したい。

■開講式 … 15:30〜

伊豆ベロドローム250mバンク内において行われた。全国高体連の理事長、強化育成部会長よりこの合宿の趣旨についての話があり、その後指導者の紹介、今後の日程について説明があった。

[開講式]

■パワーマック測定 … 16:00〜 

本格的なトレーニングの開始に先立ち、パワーマックスを使用して各種測定を行った。

ローラーでのウォームアップ後、3.0kp、6.0kp、9.0kpの負荷で10秒間全力もがきを行い、無酸素パワーを測定した。その後、体重7.5%kpで、30秒全力もがきで無酸素域の能力を測定した。


[パワーマックス測定]

[パワーマックス測定]

■栄養学講習・・・ 17:30〜

JCF医科学スタッフの小清水孝子先生から「自転車競技選手としての食生活の基本」と題して、ご講義いただいた。

選手として身につけたい食習慣として、
(1)欠食をしない
(2)好き嫌いをしない
(3)食事時間をトレーニングの一つとしてとらえる
(4)「基本的な食事の形」をそろえる
ことが大切。

トレーニング中は、糖質が不足する状態では、体内のタンパク質は分解が進んでしまう。ハンガーノックを起こさないためには、糖質をとってトレーニングすることが重要。疲労回復、身体づくりには、食べる量(主食と補食)と食べるタイミングが大切である、などたくさんアドバイスいただいた。


[栄養学講習]

■ミーティング … 20:15〜

栄養講習の後、宿舎のサイテルへ移動し、栄養講習の実践で、疲労回復や身体づくりのため、高糖質・高タンパク質のボリューム満点の夕食を摂った。

その後、研修室でミーティングを実施した。ミーティングでは強化運営部会から、目標設定と、目標達成のための課題発見と解決策の重要性、そしてトレーニング日誌で日々の練習や身体コンディションを記録することが目標達成につながるなどの講義を行った。


[ミーティング]