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全国女子トラック合宿レポート

■4日目(2015/03/31/Thu)

■ 体操・散歩

いよいよ最終日になった。午前6:30から体操とベロドローム1周の散歩を行った。疲れはピークになっているがゴールが見えてきたのでもうひと踏ん張りだ。

午前 室内250m走路

■#1 補強運動 … 8:00〜

補強運動として今回帯同していただいているアスレティックトレーナーの川田さんの指導で体幹トレーニングを実施。

■#2  20分走1セット…8:30〜9:30

各班4〜5名で周回練習。上手な先頭交代を意識して行う。

基本的な走行も未熟な選手が多かったこの合宿であるが、短期間に目覚ましい変化である。

落ち着いた走行とともに、先頭交代にも自信がでてきて上手くなってきた選手が多い

#3 F200m計測2本…9:40〜10:30

昨日につづきF200mの計測に再チャレンジ。

この合宿の集大成として、一番いい走りを目指す。

他のバンクとハロン計測線が大きく違うため、かけ下すタイミングや計測線までのライン取り、トップスピードの乗せ方などその習得はなかなか簡単ではない。

限られたチャンスの中で試行錯誤しながらベストタイム目指してアタックした。

■ #4 ウォーキングダッシュ(スタンディング半周の加速練習)…10:45〜11:15

合宿の最後はトラックの基本技術であるスタンディングスタートにチャレンジ。

ウォーキングスタートで半周全力ダッシュする練習。

大きなパワーを出して一気にトップスピードに乗せる。

いいタイムをだすのに絶対不可欠な技術である。

スタンディング姿勢でコーナーを上手に走行するのもこの走路ではさらに高い技術を要する。

時間いっぱい実施した。タイムは計測せず、250m走路でのスタンディングに慣れることを目標した。

■ #5閉講式…12:30

 片づけ・ドーム内の清掃をして、閉講式を行った。

最初は不安いっぱいな様子で臨んだ女子選手たちであったが、最後は合宿を終えた充実感・達成感で笑顔があふれた。

また、普段とは違う女子だけのメンバーで練習できたこと、室内250m走路を初めて走ったこと、自らの新たな課題をみつけたことなど、たくさんの収穫が得られる貴重な合宿となった。

明日から4月、新学期に入って各学校での練習に再び戻るが、さらにレベルアップして、夏のインターハイでの再会を誓ってそれぞれ帰路についた。

参加した選手・スタッフの皆さん、サポートいただいたJKAの皆さんお疲れ様でした。


■3日目(2015/03/30/Mon)

■2日目(2015/03/29/Sun)

■ 体操・散歩

2日目は午前6:30から体操とベロドローム1周の散歩。春本番といった青空広がる天気になった。遠くに見える富士山が美しい。

■#1 補強運動 … 8:00〜

補強運動として腹筋、手押し車を実施。

■ #2  20分走1セット…8:30〜

2列並走周回。昨日の20分間走と同じで2班同時に実施。一定のペースで安定した集団走行になってきた。

#3 F2周(666m)×5回 … 9:30〜11:00

1班4,5名に編成して、先頭が半周ずつ離脱していき2周行うスピード練習。1周の助走の後、フライングでスタートする。

先頭をローテーションして5本行った。上バンク力のある選手は半周(167m)を11秒切るタイムを出していた。

#4 午後 250m走路  20分間走×2セット・・・14:30〜

午後からはいよいよベロドロームでの練習。補強運動の後、20分間走を2回行った。

前半・後半2グループに分かれて実施。初めて走行する選手も多いため、しっかりミーティングして臨む。

250走路の場合、低速で走路に入ったり、コーナーを低速で走行すると転倒することもあり、集中力が必要だ。

途中、走行中接触による転倒、低速走行による転倒があり軽傷を負う選手もあったが、大事にはいたらなかった。

#5 フライングダッシュ(上バンクからの加速練習)・・・16:00〜

 250走路の上バンクからのかけおろしも練習しないと上達しない。いつもと違う走路なのでそのやり方も注意が必要。入念な打ち合わせの後、合計3本行った。

 バンクに入ったらとにかくスピードを上げていくこと、しっかりハンドルを保持し、バランス良いぺだリングで加速していくことをイメージして行った。


■1日目(2015/03/28/Sat)

本日より3泊4日の日程で全国高体連女子トラック合宿が日本サイクルスポーツセンターで始まった。

女子だけで全国合宿を行うのは今回が初の試みである。

全国から選考した29名の女子選手と、専門部のスタッフ8名で31日まで行う予定。

合宿の目的は、東京オリンピックへ向けた女子選手の育成を図るため、室内250mバンク等を使用して集団走行や走行技術の向上を図るだけでなく、ルール講習等を実施して総合的な強化育成を図ることを目的としている。

また、今回の女子合宿はJKAからのサポートをいただいて実施している。

各選手には自分の課題をみつけ、課題の克服とともに、さらなる技術向上を目指して、ライバル意識をもち、自分の力を引き出せるような合宿となることを期待したい。

■開講式 … 14:30〜

サイテルの会議室で開講式を行った。全国高体連の理事長、強化育成部会長よりこの合宿の趣旨旨について話があり、その後指導者の紹介、今後の日程について説明があった。

■333m走路 集団走行練習 … 15:00〜 

最初の練習は日本競輪学校内にある333m走路に移動して行った。まずは、20分間走を2セット。

2列走行で集団走行に慣れるための練習から始めた。29名を2班に分けて、イン側・アウト側で1周ずつ先頭交代して2セット実施した。

女子だけの集団で行うのは初めての選手もいるようで、最初のうちは、お互いの脚質もわからずやや不安な走行であったが、後半になると徐々に安定した走行になった。

■ミーティング … 19:30〜

初日の夜のミーティングは、JKAよりガールズ競輪と日本競輪学校の説明会を開催していただいた。また、ゲストとして増茂るる子選手に競輪を目指すきっかけや、仕事としての競輪の魅力について話をしていただいた。各選手ともまだ自転車を始めて1,2年であり、自分の将来像もイメージできていないようであるが、増茂選手の話に共感しながら、競技選手であることを自覚したり、自転車の魅力を再発見したようだ