日韓学生対抗レポート
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2015第21回日韓学生対抗自転車競技大会リポート
■10/30-11/01
10月30日(金)から11月1日(日)まで奈良競輪場で今年の日韓対抗事前合宿を行いました。

この合宿は、団体種目の足合わせを主な目的として昨年の大会から行っているものです。

参加者は男子大学生5名、男子高校生5名、女子大学生1名、女子高校生3名の合計14名が参加しました。

会場はナジュ自転車競技場の333m走路にあわせて奈良競輪場となりました。

3日とも天候に恵まれ練習は予定通り行うことができ、さらにチームとして のま とまりもでき韓国への出発準が整い合宿は終了しました。


合宿をした奈良競輪場

高校男子チーム・スプリント

高校男子チーム・スプリント

女子チーム・スプリント

女子チーム・スプリント

練習風景

大学チーム・パーシュート

大学チーム・パーシュート

日本選手団

■11/02

事前合宿の宿舎である京都向日町競輪場選手宿舎を5時30分に出発し関西国際空港に向かいました。

関西国際空港から1時間30分のフライトでインチョン国際空港に11時30分に到着しました。

同じ頃に成田から移動してきた学連関係者と合流しナジュへはバスで5時間をかけて移動しました。

ナジュに到着した頃には日も暮れ始め直接宿舎に入り、その後夕食となりました。

今日は移動のみで、明日は午前中に練習、午後から競技となります。


インチョン国際空港の様子

機材の積み込み
ナンジュへの移動バス

宿舎での夕食

■11/03

7時30分に宿舎を出て朝食をとりナジュ自転車競技場に向かいました。

到着後、早速自転車を組み立てて練習を行いました。

走路は日本と異なりセメントの走路で、また形も六角形のような形をしておりコーナーは大変走りにくい走路です。

日本の選手は皆、戸惑っていましたが練習は午前中だけで午後からは競技が始まります。

13時30分から開会式が行われ、14時から競技が始まりました。


ナンジュ自転車競技場

練習風景

開会式
開会式
記念撮影

スプリント予選 梶原選手

スプリント予選 田中選手

女子スプリント予選 平井選手

最初はスプリント予選で男子高校生は梶原君と田中君が出場しましたが慣れない走路もあり12秒台前半のタイムでした。しかしトップの韓国選手は10秒台で本当にパワフルで した。女子は平井さんが出場しましたがこちらも13秒台と振るいませんでした。


個人パーシュート 沢田選手

個人パーシュート 橋本選手

個人パーシュート表彰式
次は男子高校生の3km個人追抜です、こちらは沢田君が優勝、橋本君が第3位となりました。

女子2km個人追抜に高校生からは細谷さんが出場し第2位となりました。競技終了後すぐに表彰式が行われました。

次はスプリント準決勝です。

男子高校生はいずれも韓国選手との対戦となりましたが敗れて3・4位決定戦にまわりました。

女子も韓国選手との対戦でしたが敗れて3・4位決定戦にまわりました。


女子個人パーシュート 細谷選手

女子個人パーシュート表彰式

女子500TT細谷選手

女子500TT表彰式

男子高校1kmTT表彰式
大会初日最後はタイム・トライアルです。男子高校生1kmTTは沢田君が1分8秒台で第3位、今村君が1分10秒台で第4位となりました。

女子500mTTには高校生から細谷さんが出 場し38秒台で第2位となりました。

この走路から考えるとこれは好記録と思われます。

しかし優勝した韓国の選手は36秒台でまだ高校1年生であることを考えるとさらに好記録だと思います。


歓迎レセプション

歓迎レセプション

ナンジュ市長からの記念品贈呈

第1日目の競技は終了し、夜は歓迎レセプションがナジュ市長も参加して盛大に行われました。


ナンジュの夜景

宿舎のスポーツセンター

■11/04
11月4日(水)も朝食を外でとり競技場へ向かいました。

今回は天候にも恵まれ少し暑いぐらいの中での競技となりました。

大会2日目の最初はスプリント順位決定戦で男子高校生の部は第3位が田中君、第4位が梶原君となりました。

また女子は平井さんが第4位となりました。


朝食

歩道橋に架かっていた横断幕
少し休憩をはさんで次は団体種目です

これは従来から男子大学生が4kmチーム・パーシュート、男子高校生がチーム・スプリント、女子もチーム・スプリントと決まっておりその年のメンバー構成で競技成績も変わってきます。

男子高校生のチーム・スプリントには梶原君、田中君、沢田君に出場しましたが、強力な短距離選手を集めた韓国チームには3秒以上の差をつけられて1分08秒845の第2位に終わりました。


高校チーム・スプリント

高校チーム・スプリント表彰式

女子のチーム・スプリントには細谷さんと平井さんで出場し50秒320で韓国チー ムに勝利 しました。


女子チーム・スプリント

女子チーム・スプリント表彰式

次の男子ケイリンは、各国男子大学生2名高校生1名の合計6名で競技が行われます。

高校生からは梶原君が出場しましたがやはり短距離に力のある選手を集めた韓国選手に敗れて表彰台を独占されました。


男子ケイリン

次は参加選手全員が出場する種目です。

男子はポイント・レース、女子はスクラッチです。

最初に行われた女子スクラッチでは、終始積極的に動いた古山さんが韓国選手とのスプリントに勝ち優勝しました。

また平井さんが第4位、細谷さんが第5位でした。


女子スクラッチ

女子スクラッチ表彰式
ポイント・レースでは今年のジュニア世界チャンピオンの今村君がその実力を発揮して優勝しました。

その他の高校生は完走できませんでした。


男子ポイント・レース

男子ポイント・レース表彰式

最後に男子大学部、男子高等部、女子部を合 わせた総合成績では韓国チームが77点、日本チームが76点でわずか1点の差で今年は敗れました。


日本選手団記念撮影

参加者全員の記念撮影

これで今年の大会は終了しました。

選手は終了後すぐに自転車を梱包しトラックに積み込み、その後1時間程度ショッピングに出かけ、夜はまた送別会をしていただきました。


送別会

■11/05

宿舎を出発

途中のサービスエリア

インチョン国際空港で解散式

8時に宿舎からバスで出発し、途中のサービスエリアで朝食を済ませインチョン国際空港に向かいました。

帰国便も成田組と関空組に分かれているので、空港で日本選手団の解散式を行いました。

今回の大会では韓国のスタッフに大変お世話になりました。また大きな事故もなく無事に終了できて本当に良かったです。

来年の大会は11月5〜6日に群馬県前橋市の前橋グリーンドームで開催の予定です。