H29全国高校合宿
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■1日目(12/22)
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本日より4泊5日の日程で恒例の全国高体連トラック合宿が静岡県の伊豆ベロドロームで始まった。 参加選手は全国各ブロック合宿等から推薦された男子29名で、指導陣は中梶理事長をはじめ、専門部強化育成部会員に支援スタッフを加えた8名で臨む。 合宿の目的は、普段はなかなか経験できない室内250mバンクの走行技術を高めることと、全国トップレベルあるいは国際大会を目指す選手の育成を目的としている。 全国各地から集まった選手が、互いによいライバル意識をもち、競技レベルをより高められる合宿になることを期待したい。 ■開講式 … 14:30〜 伊豆ベロドローム内にある研修室で行われた。 中梶理事長、大野強化育成部会長よりあいさつをいただき、スタッフの紹介、合宿の日程について説明を行った。 |
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■パワー測定・・・ 15:00〜16:30 初日、最初のプログラムはパワーマックスを使ってパワー測定を行った。 0.1kp、3.0kp、6.0kp、9.0kp、12kpの各負荷での最高回転と最大出力を記録した。 |
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■25分間走 室内250m走路・・・ 17:30〜18:30 パワー測定の後は、バンクで集団走行を実施。 初めて室内250m走路を走行する選手もいるため、木製走路の特徴、また、走行時の注意事項について説明した後、1班5〜6人、5班に分かれて走行トレーニングを始めた。 ギアは50×15。 |
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■夕食 19:00〜20:00 本日合流した他校選手と初めての夕食でなる。 サイテルの食事はスポーツ選手のために用意されたバランスの摂れた高タンパク質の食事である。 ■ミーティング 20:30〜21:00 諸連絡、翌日の日程等について確認。 また、合宿中に活動内容、健康状態等を記録する日誌の書き方について説明をうけた。 |
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■2日目(12/23) | ||
■ 起床・体操・朝食 6:30〜 合宿2日目の朝。さほどの冷え込みもなく、穏やかな朝だ。空気も澄んで遠くの富士山が映える。 全員で軽く体操を行って、その後朝食を摂った。 |
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■ 午前 北400m走路 本日午前は、屋外の400m走路でトレーニングを実施。 日陰の部分は走路表面が凍みており、走行が難しいと判断。ひとまず外周をランニングしてウォーミングアップを行う。 その後、日が当たり乾いて安全な部分を使ってダッシュ練習を実施。 思うようにいかない時でも、臨機応変に判断して、できる練習を工夫することも必要なのだ。 トレーニング内容 ウォークアップスタート30m 6本 、スタンディングスタート30m 2本 ギア:50×15 5〜6名×7班 ■午後 室内250m走路 20分間走×4回 ギア50×15、14 14:00〜 250m走路での走行に慣れるトレーニング。スピードの加減や、車間を意識し、安定したペースで集団走行を行う。 1列、2列並走、1列(DHハンドル使用)と合計4回行った。安定したきれいな走行ができるようになってきた。 ■フライング200m×2本 事前に200mフライングタイムトライルの映像をみてイメージ作りをした。 2本実施するうちに、助走のペース、ラインの取り方に改善が見られる選手が多かった。 |
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■夕食・ミーティング 19:00〜 本日の振り返りをして、次のトレーニングにどう生かすかについて話をした。 結果をうけて、次にどうすれば、よりよい結果を出すことができるのか、自ら考え判断し、実践につなげていく力が求められるのだ。 |
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■3日目(12/24)
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■ 起床・体操・朝食 6:30〜 合宿3日目の朝。クリスマスイブの朝も静かで穏やかなだ。体調チェックして、全員で軽く体操を行い、朝食を摂った。 |
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■ 午前 室内250m走路 9:00〜 ウォーミングアップで15分間走行を実施。 タイム計測 フライング200m 1本 、スタンディング500m1本 を計測。 |
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■午後 室内250m走路 14:00〜 午後からはタイム計測と、さらに走行技術を高めることを目的として模擬レースを実施した。 スタンディング500m1本、チームF2000m×2本、模擬レース(ポイントレース) |
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■夕食・ミーティング 19:00〜 夕食後、順天堂大学の山田泰行先生による心理サポート講習で、「かっこ悪く勝つためのサイエンスミーティング」と題して、世界で戦うためにメンタルを強化する方法について講義をうけた。 用意された質問に答え、点数化してチャートにしてみる。そして自分がどのようなタイプの人間であるか理解した。 つぎに心理的競技能力ランキングで、勝つためにはどのようなメンタルが必要か、順位付けしてみた。 選手たちは普段あまり考えたことのない分野の話であったため興味深くきいていた。 |
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■4日目(12/25) | ||
■ 起床・体操・朝食 6:30〜 合宿4日目の朝。昨晩の雨は上がり、富士山もきれいに眺望できる晴れになった。体調チェックして、軽く体操を行い、朝食を摂った。 |
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■ 午前 室内250m走路 9:00〜 ウォーミングアップで15分間走行を実施。 チームF1000m (先行追抜き形式)×3本 模擬レース ケイリン 2本 1回目は予選、2回目は順位決定戦。 昨日に引き続き、実戦形式で走行技術とレース戦術を磨く。250m走路での競走にも慣れて、力が発揮できるようになってきたようだ。 |
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■午後 ウエイトトレーニング【体育館】 15:00〜 中村智洋氏(青森県スポーツ科学センター)を講師に迎え、フリーウエイトを使ったトレーニングを行った。 ベンチプレス、スクワットの2種目で、下記のようなトレーニングを教えていただき、実施した。 1) 最大挙上重量測定(1RMMAX測定) 2)「パワーアップ」メニュー:50〜80%1RMで実施。全力・全速力で。3〜5セット。 3)「筋肥大」メニュー:30〜80%1RMでオールアウトまで行う。3〜5セット。 4)「スロートレーニング」メニュー:50%1RM、10秒に1回のペースでオールアウトまで。 これを機会に、自転車をしっかり乗りこなせる強いフィジカルとバランスの向上を目指してほしい。 |
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19:00 夕食、風呂ミーティング 午後のトレーニングに引き続き、中村智洋氏に効果的なウエイトトレーニングの方法について講義をしていただいた。 |
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講義のまとめ 1)筋肥大を目的とした場合、筋肉を疲労させるために、しっかりと追い込むオールアウト方式を1〜3セット行うのがよい。 2)筋力アップを目的とした場合は、高負荷のトレーニングが望ましい。 3)パワーアップを目的とした場合は、力と速度をバランスよく組み合わせるために60〜80%1RMの負荷で行うことが望ましい。 |
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■5日目(12/26)
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■ 起床・体操・朝食 6:15〜 合宿最終日の朝を迎えた。今朝は天気はいいものの、寒気が入り風が強く冷たい。 北日本では爆弾低気圧の影響で大荒れの天気になっているようだ。いつも通り体操をして、各部屋の清掃後、朝食を摂った。 |
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■ 午前 ベロドローム内 9:00〜 最終日のメニューは器具を使わない補強トレーニングを実施。 ペアになってパートナーの体重を負荷にして行うトレーニングを紹介してもらい実施した。 上半身から下半身まで全身を強化する計7種目のメニュー2時間かけてしっかり行った。 昨日からのウエイトトレーニングで全身が筋肉痛になっている選手もいるようだった。 |
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■ 閉講式 13:00〜 昼食・清掃後、閉講式を行った。 短期間ではあったが、普段は経験できない室内250m走路の走行、ウエイトトレーニングやメンタル講習会など内容の濃い充実した合宿となった。 各選手のさらなる競技力向上と、今後の活躍に期待したい。 |
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この事業は競輪補助金で運営されています
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