ロードレースの大会本番の日を迎えました。

　今朝は６時に起床、天気は快晴。天気予報によると気温も３０度を超え大変暑くなりそうで、ロードコースも厳しいが暑さも加わり、大変なレースとなりそうです。

　７時に朝食を取り、まず１０時スタートの女子のレースに向けて福本さんに私と大野コーチが付添い８時にホテルを出発し、オッフィダの会場に向かった。

　到着後、駐車場の確保のため会場付近を走りましたが、既に路上駐車しているチームもあり私たちもフランスチームの横のスペースを確保しました。

　９時から９時４５分が招集で、まずバイクのチェックを受けに行きましたが申請も出していることもあり問題無く通過しました。

　次は出走サインですが、サインボードはステージの上にあり福本さんがサインに行くと、テレビの実況アナウンサーがマイクで紹介するという演出が行われており、地元イタリアの選手が登場するとステージはかなり盛り上がっていました。

　１０時に予定通り５８名の選手で女子のレースがスタートしました。やはり自転車好きのイタリアで本当に多くの観衆が集まっていました。

　レースは１６kmの周回コースを５周回します。

　レース序盤、ロシアの選手が何度か逃げを打ちますが決まらず、４周回終了までは一つの集団で推移しました。周回を重ねるごとに集団から遅れる選手もおり、集団は４０名ほどになっていましたがその中に福本さんも含まれており、ここまでかなり健闘していました。

　私たちは補給所で毎回福本さんの姿を確認するのですが、体の大きな外国人選手に囲まれなかなか見つけられませんでしたが、しっかり集団の中にいました。

　最終周回、最初の登りでアタックがかかり集団がばらけてフランス１名、アメリカ１名、イタリア２名の４名の逃げグループができ、その４名のゴールスプリントで優勝はフランスの選手でした。

　福本はメインの集団から少し遅れて３２位でフィニッシュしましたが、初めての世界選手権であることや厳しいコースなどを考えるとこの内容は立派でした。

　課題は集団走行に慣れていない点で、この点が改善されればもっと上位にゆけたと思います。来年もジュニアカテゴリーで走るので、もう一度この大会に挑戦して欲しいものです。

女子ロード・レース　リザルト

　男子の長瀬君は、柿木コーチに付き添われ１２時３０分ころに会場入りしました。

　１３時から１３時４５分が招集で特に問題も無く、定刻の１４時に１５８名の選手で男子のレースがスタートしました。

　男子のレースは女子の時よりはるかに大勢の観衆が集まっていました。上空にはテレビカメラをつんだヘリが飛び、レースの模様は大型ビジョンに映し出されていました。

　レースは１６kmのコースを８周回します。私たちスタッフは補給所で長瀬君のサポートしていました。補給所にテントは有るのですが、多くのチームは補給所の歩道にチームカーを乗り上げて止め補給していました。こちらではこの様なことも普通なのでしょう。

　レースは６周回終了までは集団で推移しましたが、この時点でメイン集団は６０名ほどになっており、この中に長瀬君も含まれており少し余裕も感じられました。７周回目でレースは激し展開し、８名の先頭集団と４０名ほどのメイン集団が出来、長瀬君はそれに続くグループに後退してしまいました。

　最終周回、先頭は４名になりメイン集団も３０名ほどにで、後続はばらばらになり長瀬も遅れて単独で最終周回にはりました。結果、先頭グル―プから抜け出したフランスの選手が優勝し、男女ともフランスの選手が優勝しました。

　長瀬君は先頭から１８分ほど遅れて８２位でフィニッシュしました。

　残り２周回までは今年の海外経験から自分からも積極的に動くなど海外の強豪と勝負が出来ていましたが、７周目以降は体調の変化（腰の状態があまり良くなかった）とともに後退して行き、本当に残念でしたが良く健闘したと思います。

　結果だけをみれば８２位で完走したようですが、長瀬君の残り２周回まで勝負が出来た今回の走りは大いに評価して良いものだと思います。

　長瀬君はこの後ユースオリンピックもあり、この経験を生かして頑張って欲しいものです。

男子ロード・レース　リザルト