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第2回全日本ステージ・レースin いわて レポート

【第2ステージ】

 第2ステージは9月3日(金)午後、風は強いものの良い天気の中、安比高原コースでクリテリウムが実施されました。この日は午前中に個人タイム・トライアルが行われており、1日で2ステージをこなすことになります。距離は1周2.4kmのコースを女子は6周回14.4km、男子は15周回36.0kmで行われます。男子のレースでは、第3、7、11周回終了時に中間スプリントを設定し、その1〜3位の競技者に、3-2-1秒のタイム・ボーナスが与えられ、女子のレースでは第3周回終了時に中間スプリントを設定し、その1〜3位の競技者に3-2-1秒のタイム・ボーナスが与えられます。さらに、男女とも最終スプリントにおいては10-6-4秒が1〜3位の競技者に与えられます。

 まず14時に女子のレースがスタートし、途中ナショナルチーム2名の逃げもあり中間スプリントは森本選手(ナショナルチーム)が1位で通過しました。その後、ラスト1周では6名の集団となりましたが、最後はここから森本選手が抜け出し優勝、リーダーの上野選手(鹿屋体育大学チーム)は19秒差で2位、明珍選手(JCF強化育成チーム)がトップから24秒差の3位となりました。

 男子のレースは14時45分に100名の選手でスタートしました。前半は数名の逃げもありましたが決定的なものは無く推移しましたが、7周回終了時点のタイム・ボーナスの前あたりから佐々木選手(関東高体連選抜3年)と面手選手(関東高体連選抜3年)と北村選手(和歌山県和歌山北高校3年)の3名の逃げが決まりメイン集団とは2分近くのタイム差をつけた。このまま最終回まで進むかと思われましたが、残り4周回あたりで北村選手が他の2名から遅れ始め、フィニッシュは同じ関東高体連選抜同士のゴール勝負を面手選手が制し優勝、2位はタイム差なしで佐々木選手、この上位2名から56秒遅れで北村選手が3位、リーダーの徳田選手も途中メイン集団から積極的に抜け出しトップの3名を追走しましたが結局メイン集団でフィニッシュしトップと1分52秒の差をつけられました。

 この結果、第2ステージ終了時点でタイム・ボーナスを加えた個人総合成績は、女子の部では森本選手(ナショナルチーム)がトップとなり、11秒差の2位が上野選手(鹿屋体育大学チーム)、トップと35秒差の3位が明珍選手(JCF強化育成チーム)となりました。男子の部では第2ステージ2位の佐々木選手(関東高体連選抜3年)がトップとなり、3秒差の2位が面手選手(関東高体連選抜3年)、トップと1分20秒差の3位が北村選手(和歌山県和歌山北高校)、第1ステージでトップの徳田選手(京都府北桑田高校)はトップと1分41秒差の4位となり上位2名がこの後のステージを有利に進める展開となりました。また、第2ステージ終了時点の団体総合は、女子の部はナショナルチームが1位を守り、11秒差でJCF強化育成チームが2位、トップと1分56秒差で鹿屋体育大学チームが3位となり、男子の部は第2ステージで1・2位を占めた関東高体連選抜が1位で、第1ステージでトップの青森県高体連選抜が5分30秒差で2位、トップと5分40秒差で九州高体連選抜が3位となりました。競技終了後、宿舎のホテル安比グランドで表彰式が行われ、リーダージャージが佐々木選手と森本選手に授与されました。


女子スタート

女子レース風景

女子フィニッシュ

第2ステージ女子優勝 森本選手

男子スタート

男子スタート

レース風景

レース風景

逃げる佐々木・面手・北村選手

男子フィニッシュ

第2ステージ男子優勝 面手選手

ステージリーダーの佐々木選手